当社は創業当時、間もない50年ほど前に、当社製品エンジンオイル用ニ硫化モリブデン添加剤ベストパワーEXシリーズ(以下ベストパワーEX)の実証試験として以下のロードテストを行いました。
テスト用車両のエンジンオイルにベストパワーEXを添加して5000km走行した後、オイルを全部抜き取って走行する...。
エンジンオイルを抜き取り、そのままの状態で車を走行すると、当然オーバーヒートを起こしエンジントラブルとなる(特に当時のクルマにおいては)ことは容易に想像いただけるかと思いますが、ベストパワーEXを使用した車両については、エンジンオイルを抜き取った後もエンジンに何の不具合なく走行できることが、このロードテストにより実証されました。
これはピストンとシリンダーの金属表面・エンジン摺動各部の表面に、ベストパワーEXに配合されるニ硫化モリブデン被膜が形成され、そうすることでニ硫化モリブデン特有の金属間耐摩耗性、潤滑性によりオイルが抜き取られた後にもエンジンの焼き付けを起こすことなく走行することが可能となったといえます。
実際にはノンオイル走行などすることはありませんが、ベストパワーEXのニ硫化モリブデンは、どれほどあなたの大切な車のエンジンを守ることが出来るか、容易に想像できるかと思います。
ロードテストから50年、ベストパワーEXはその効能を広く認められ、乗用車はもちろんトラック・バス・タクシーなど多くの商業用車両をはじめ農機や船舶など様々なエンジンに使用されており、おかげさまで皆様に長く愛される製品のひとつとなることができました。
* 当時、ロードテストの様子はラジオで生中継され話題となりました。